万葉集にも詠まれる奈良県・二上山のふもとで、翻訳の仕事にいそしんでいます。
大阪に出掛けて大学院生もしています(社会福祉専攻)。雑多な日々の生活で感じた
ことを、徒然なるままに、Ten thousand leaves 目指して綴ってまいりますので、
どうぞよろしくお付き合いください!

2016年06月01日

オバマ大統領広島演説

先週末の27日(金)にオバマ大統領が広島を訪問、スピーチをされたのだが、複数の人から「あれを聞いて、どう思った?」と聞かれた。私が翻訳の仕事をしているので、英語がわかる人はどう感じるの?ということだったらしい。私がまず感じたのは、「なんて詩的なんだろう!」と思ったのと、「アベチャンでは無理だな」ということ。スピーチの始まりは次の通り。

Seventy-one years ago on a bright, cloudless morning, death fell from the sky and the world was changed. A flash of light and a wall of fire destroyed a city, and demonstrated that mankind possessed the means to destroy itself.

新聞の訳では「晴天の朝、空から死が降ってきて世界が変わりました」となっていたけど(そしてそれは正しいけど)、英語にはまず、bright, cloudless morningというように、雲一つない明るい朝という情景が目に浮かんできて、そして、death fell from the skyと、まさしくそんな美しい空から、死が落ちてくる・・・というような、文学作品みたいな書き出し(言い出し)になっている。

そのあともずっと、ある種の哲学みたいなものが続く。逆に言うと、具体的に何をどうするといったことはない(また、謝罪する/しないといった次元とは異なる文章が続く)。これを不満と思う人もいるだろうけど、私の周囲や報道では、好意的に取られたようだ。

やっぱり、美しい言葉は、人の心を打つのだと思う。音楽みたいに。
そして、美しい言葉を述べたいのだったら、それを持っていないといけないということだし、もっと言うと、その美しい言葉がしっくりくるような立ち振る舞いをしていないと、その言葉がウソに聞こえてしまうのだろう。

今日はそういえば、わが国ではウンザリするようなスピーチが、どっかの議会であったなあ
品格っていうのは、どうやったら備えられるのかなあ。なんか日本の政治家、カッコワルイ。






posted by nara-nara at 22:26| 奈良 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 世界のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは。
 私は、広島へ行ったことがありません。
 偉そうに言う事ではありませんね。
 この年齢になってながら、1度も行ったなにのです。
 私もこのことは関心を持って見ていました。
 私は、英語は全く理解していませんが、あなたと同じように感じました。
 私の両親、もう他界してますが、戦争の話を聞いたことがありません。自分の子供・孫たちにも、何も教えてあげることが出来てません。
 これからの子供たちには、この戦争・平和の事を感じてもらう事は大変な時代ですね。


 
Posted by よっちゃん at 2016年06月04日 14:26
私も正直、戦争について語れるかと言われれば、まったく語れません。でも言い訳がましいですが、戦争とか平和とか大きな言葉を出さなくても、命を大切にすることは、子どもたち、少なくともわが娘にはしっかり伝えたいと思っています。私もしっかり生きていきたいです。
Posted by nara-nara at 2016年06月05日 16:02
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