万葉集にも詠まれる奈良県・二上山のふもとで、翻訳の仕事にいそしんでいます。
大阪に出掛けて大学院生もしています(社会福祉専攻)。雑多な日々の生活で感じた
ことを、徒然なるままに、Ten thousand leaves 目指して綴ってまいりますので、
どうぞよろしくお付き合いください!

2008年09月14日

葛城市商工まつりと相撲館

今日は当麻寺の参道と境内で「葛城市商工まつり2008」があったので、3人で散歩がてらにお出かけ。
お祭り自体は、やきとりやチヂミなんかの食べ物系や、個人で小物を並べている物品系、子どもを対象にした遊戯系の出店が参道に並び、境内では楽器演奏などの催しものがあったりして、まあそれなりに、それなりに、小散歩を楽しんだ。

葛城市商工まつり.jpg

で、前回は綾香と2人で車で行ったので気づかなかったけど、参道に「相撲館」なるものがあるのを発見した。なんでも当麻は相撲発祥の地らしく、「日本古来の伝統格技を伝承し、その歴史を学び親しんでもらうため」に建てられた施設らしい。

葛城市相撲館.jpg

相撲といえば、最近いろいろお騒がせの話題がつきないけど、大して興味を持っていない私としても、日本が大切にしたい文化が、欲やなんかで穢されていっているような気がして、あまり気分がよろしくない。麻薬、権威欲、暴力…といったことばは、相撲界とは対極にあるように思っていたけど、実は隣り合わせだったというのがなんとも言えずショック。「なんでこんなことになったのか!?」と、メディアではまたもや犯人探しが始まっているけど、「外国人のせい」にするのもよろしくない。

相撲館が伝えたい伝統ってなんなのか、ちょっと掘り下げてみるとおもしろいかもしれないな。今日は人が多くてゆっくり観れなかったけど、きっと、「品格」「尊厳」といったことばが見えてくるんじゃないかと思うんだけど。


posted by nara-nara at 17:34| 奈良 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月08日

橿原市昆虫館

昨日は橿原市昆虫館へ。

そもそも昆虫にはまったく興味がなかったというか、苦手だったのだけど、スイス生活で自然といっぱい触れ、奈良に越してからは虫を見ない日はないという日々を過ごすうちに、あんまり抵抗がなくなったみたいだ。人間、変われば変わるものだ。

なかには実習生のおにいさんがいて、昆虫と触れ合うことのできるコーナーがあった。綾香の教育のためにきた私としては、触れ合わないわけにはいかず、おにいさんに差し出されるままに、手のひらに黒くて平べったい虫をのせた。

すると、おにいさんが言った。

「これ、山に住んでいるゴキブリなんですよね」

「ゲッexclamation×2ゴキブリexclamation&question

と、叫びそうになったが、怖がるそぶりを見せると、綾香が虫嫌いになってしまうかもしれない。なので、手のひらにそのゴキちゃんをのせたまま平静を装い、

「そうですか、ゴキブリですか。まあ、ゴキブリというだけで嫌われるなんて、ゴキブリに対して失礼な話ですよね」

と、自分でも訳のわからないコメントをすると、おにいさんが、

「そうなんですよ。ゴキブリだって言うと、だれも手にとってくれなくて」


なんと、それでヤツは(いえ、彼は)、その正体を明かすことなく、私の手にゴキブリをのせたのか…。まあ、とにもかくにも、ゴキブリを綾香に触らせる必要はない。それで、別の虫を触らせてくれと言って、カブトムシを持たせてもらったのだが、今度は綾香が「ゲッexclamation」という顔をして拒否する。まあ、彼女にとっては、ゴキブリもカブトムシもなんら違わないということだ。

それで次は、放蝶温室に入った。その名の通り、中では蝶がたくさん舞っている。

オオゴマダラ.jpg

これはオオゴマダラ。うっすら数字が見えるのは羽化した日だそうで、これで生育日数を記録するらしい。他にもいろんな蝶がヒラヒラと舞っていて、なんか違う世界に入り込んだような気がした。

虫はこのへんにして、隣接している香具山公園へ。

香具山公園.jpg

オットがバッタを捕まえて綾香に渡したら、いきなり羽をむしり出した。あわてて取り上げたけど、哀れなバッタはカラダをワナワナと震わせていた。それより大きなバッタを見せると嫌がっていたので、どうやら綾香は、この小さなバッタを草と間違えたようだ。

さてさて、今日の経験は、綾香の未来にどんな影響を与えるのだろう。

その羽を広げるのが、楽しみ楽しみるんるん



posted by nara-nara at 10:58| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月24日

平城宮跡

奈良そごう跡にできたイトーヨーカ堂で買い物したあと、ぶらっと平城宮跡に寄り道した。時間も遅かったし、資料館やらなんやらは閉まっていたので入れなかったけど、朱雀門はそこにどどーんとあった。(ブログトップのイラスト真ん中も朱雀門)

平城宮跡 朱雀門.jpg

復元されたものだけど、その前に立っただけで、なんだか平城ロマンに浸った気分。元日や外国使節の送迎のときにイベントが行われたり、都の男女が集まって恋の歌をかけあう。。。ということがされていた場所だそうで、1300年も前に、ここで、確かに人々の生活があったんだと思うと、いろんなことを想像してしまう(←おそらくその想像は当たっていないけど!)。

門の向こうには、復元中の大極殿を正面にして敷地がずっと広がっているのだけど、建物がまったく視界に入らない地平線が続くのを見てビックリexclamation×2このあたりは掘ればまだまだいろんなモノが出てくるので建設制限がされているそうで、周囲は平屋ですら建てられていない。都会とまでは言わないけど、近くにはイトーヨーカ堂もあるような街中に、こんな場所がポツンとあるなんて!

さらにどんっ(衝撃)
敷地内にはなんと近鉄電車が走っている。
電車の高さよりも高い建物がない敷地のうえを、すーっと1本の線を描くように電車が走っていく。これをヨロシクナイとして、地下を走らせるという話もあるようだけど、このままでヨロシイのでは!?もちろん奈良時代に電車は走っていないだろうけど、この場所は、ただの「空き地」ではなくて、都のあった場所、人が暮らしていた場所だと、電車が伝えてくれているようだった。

1300年の時を経て。
posted by nara-nara at 23:00| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月23日

金魚を食べる!?

明日24日(日)に大和郡山で「全国金魚すくい選手権」が開催されるというニュースが、今朝テレビで放送されていた。

すいすい泳ぐ真っ赤な金魚を見て綾香が言った。

「マンマ」

たらーっ(汗)たらーっ(汗)
posted by nara-nara at 19:49| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

縦だったり、横だったり

8月19日に、奈良は平城遷都1300年祭の開催500日前を迎えた。

それで1300年祭の事業協会が、お騒がせのせんとくんが描かれたPR幕を掲げるよう県と市に依頼したところ、双方とも拒否。「庁舎の造形美にふさわしくない」というのが理由だったのだけど、荒井知事が掲示するようトップダウンで指示したところ一転してOKに。ところがそれは懸垂幕で、建物の構造上の理由で掲示することができなかったらしく、おとといの20日に急遽、横断幕が設置された。

すっごく大変に思えることも、縦を横にするだけで、案外簡単に解決できるのかもしれない。覚えておこう。
posted by nara-nara at 14:36| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

当麻寺(たいまでら)

昨日はやや涼しかったので、お昼寝を済ませた綾香と当麻寺へ。自宅からは車で約15分。ちょっと足を伸ばせば、すぐに古の世界に入り込んでしまう場所に住んでいるんだなあと改めて思う。

当麻寺山門.jpg

山門をくぐってまっすぐ行くと、正面に曼荼羅堂、中将姫剃髪堂とも呼ばれる本堂がある。中将姫というのは、継母にいじめられていたというシンデレラのような藤原氏のお姫様。継母は家来に姫を殺すように命じたのだけど、家来はそれができなくて山の中で姫をかくまっていたところ、3年後に狩りに出ていた父親に見つけられて連れ戻された。お姫様はその後尼さんになり、入山したのがこの当麻寺で、この本堂で剃髪し、彼女が織ったとされる曼荼羅がその正面に飾られている。

当麻寺本堂.jpg

涼しいと思っていたのは私だけだったのか、他には参拝客がいなくて、本堂が綾香と私の貸切状態。少し薄暗い本堂の中で、消え入りそうな色の曼荼羅を見ていると、自分たちがどの空間・時間にいるのか、一瞬わからなくなってしまうような、すごく贅沢な時が過ぎた。

それから中の坊庭園へ。
当麻寺はぼたんで有名で、この時期はちょうど花の季節の合間のようだけど、池に浮かぶ1つ、2つのハスの花が十分なぐらいの素敵な庭園だった。さすが大和三名園と納得。

当麻寺庭園.jpg

絵天井のある書院をお庭がぐるりと囲んでいて、そこを廻っていくと最後に霊宝館がある。中将姫の剃刀も展示されていて、中将姫のお話がぐっとリアルになる。この書院では、写経や写仏もできる。子連れ、かつ正座の苦手な私は、絵天井の下で自分が写経をやっている姿を空想するにとどまったけど、外国の観光客の人たちを連れてきてあげたら大喜びしそうな場所だった。

こんな感じで、子連れの当麻寺ツアーはおしまい。
砂利道や階段はベビーカーには不向きで、抱っこしながらでは42歳母は十分に参拝できなかったけど満足。まあ、ちょっと難点かなと思うのは、結構お金がかかること。本堂(+講堂・金堂)で500円、庭園(+霊宝館)でさらに500円、写経は2000円…と、全部きっちりやろうと思ったら、それなりの金額になる。

でもあんまりセコイことを言っていたらダメですな。

今度はオットも連れて、ボタンの季節に来るとしよう。

オットのおごりで。
posted by nara-nara at 12:22| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月29日

穴虫のサファイア

香芝市ふたかみ文化センターの1階に、二上山博物館というのがある。「全国初の旧石器文化を紹介する石の博物館」らしいが、とにかく展示品はひたすら石ばかりで、子どもの頃に地理をもっとも不得意な科目としていた私としては、何が素晴らしいのか残念ながら理解できなかった。

でも、こんな私にも興味をそそられる石があった。

二上山サファイア.jpg

なんと、この穴虫でサファイアが採れたらしい。

万葉集にも詠まれる二上山にはとても雅(みやび)なイメージを持っていたのだけど、それよりはるか昔、千数百万年前には大噴火した火山だというのが真の姿らしい。それで、多くの火成岩が分布していて、旧石器時代からのサヌカイト、古墳時代には藤ノ木古墳の石棺に使われた凝灰岩、そして、奈良時代から研磨材として使用された金剛砂がその代表的なものとのこと。

うーん、このあたりの歴史は万葉集の時代から始まっていると、勝手に思い込んでいたところがあったけど、旧石器時代から人が暮らしてきたということか。。。石ころ(←失礼!)を目の前にしてクラクラしそうになった。

次は、できれば、本物のサファイアを目にして、クラクラしてみたい。ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
ラベル:二上山博物館
posted by nara-nara at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月28日

神さまに囲まれて

私が仕事・住んでいるところは穴虫という地名で、隣りは逢坂というところなのだけど、この2ヶ所に大坂山口神社がある。なんで同じ神社が二つあるのかということについては諸説があるらしく、それほど重要だからだ、とか、距離があまり離れていないので同じ敷地内にあったものだ、とか、その理由ははっきりしないようだ。

大坂山口神社.jpg

写真は逢坂にある大坂山口神社。
自宅からベビーカーを押しながらゆっくり行くと約15分ぐらいで、綾香がまだ小さくて(←いまも小さいけど!)あまり遠出ができない頃からの散歩コースになっている。

いつ行ってもあまり人影はなく、私たちもおまいりだけしてすぐに帰ってくるような神社なのだけど、なんと、この神社については、『古事記』にすでに記述があるらしく、また、建築様式も室町時代のものがみられるという、結構すごい神社らしい。奈良県の重要文化財にも指定されている。

どうやら私たち、ずっとずっと昔から神様が住んでいるまちに、お引越ししてきたようだ。
これからも綾香は、神様に囲まれて育っていくんだな。

ラベル:大坂山口神社
posted by nara-nara at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

奈良にブタ!?

前に奈良のウシの話をしたけど、今日はブタ。

本日7月11日付けの産経新聞朝刊に、

『ヤマトポーク』お目見え

の記事が出ていた。

県畜産技術センターが5年がかりで開発、今年3月から販売を始めた県産銘柄豚「ヤマトポーク」を使ったメニューが、県庁の食堂にお目見えしたとのこと。

で、ヤマトポークとはなんぞやと思いきや、

「米原産のデュロック種を父豚に、繁殖力の優れた英原産の大ヨークシャー種とデンマーク原産のランドレース種の交雑種を母豚にして掛け合わせた豚」らしいが。。。

なんで、父も母も外国人ならぬ外国豚なのに、息子・娘豚が日本・大和豚なわけexclamation&question

なんでやーと考えると夜も眠れない(笑)けど、この○○人、○○豚というのは結構ややこしい。私たちはあんまり意識しないけど、
「日本人っていったい誰のことか」
国籍を持つ人?日本語を話す人?父母が日本人の人…?

あんまり詳しくはいえないけど、私は生物学的には日本人、ことばも日本語を話すけど、日本国籍を放棄する選択をしたかもしれないということがあった(←わかる人にはわかってしまいますね、この理由)。そのときにもちらっと思ったのが、「じゃあ、私は日本人じゃなくなるのかなー」ということ。結局、その選択はしなくてもよくなったのだけど、していたらいまごろ、私は自分をどう定義づけていただろう。

まあ、あんまりややこしい話にならない前にブタの話に戻るけど、この肉は「霜降りタイプ」とのこと。まだ、店先で見かけたことはないけれど、見つけたらぜひトライしてみよう。

奈良の味をかみしめながら。
posted by nara-nara at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

奈良にウシ!?

asuka-torotoro.jpg

近所のワイスバッハというケーキ屋さんで、「飛鳥とろとろプリン」なるものを買った。いまや、とろとろプリンはどこでも人気で、正直言うと、私はとろとろのより、ちょっと固めのプリンのほうが好きなのだけど、そこに書かれていたフレーズにつられて買ってしまった。

―飛鳥のミルクのみを使用しています―

え〜っ!奈良にウシなんているのかあ!?

と、人を疑うことを得意とする私は、早速ネットで調べると…ウシがいた。みるく工房飛鳥さんのサイトによると、飛鳥で一軒のみ、西井牧場さんが酪農を営まれているらしい。それになんと、日本で酪農が初めて行われたのは飛鳥時代で、藤原京、つまり奈良だって!!

これはビックリ。
奈良と聞いて「大仏」を連想する人が100人中85人だったとして、「牛乳」もしくは「酪農」といったことばを連想する人は1人としているんだろうか。う〜ん、プリンは半分綾香に食べられてしまったけど、こんなことならもっと味わっておくべきだった。きっと古の味がしたに違いない。
ラベル:奈良
posted by nara-nara at 11:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 奈良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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